自分ノート

我が人生の回想録。記憶の中から思い出したことを書き残すブログ

真面目と不真面目な高校時代

高校時代は相変わらずバレーボールに夢中で、3年間ずっとバレー部で練習練習の毎日だった。(一応進学校でスポーツはあまり強くない学校だったが)

 

しかし勉強はほとんどせず、部活以外では不良仲間とつるんで、たばこを吸ったりスナックに行って酒呑んだり、パチンコ行ったり・・・・ 不真面目な高校生だった(笑)

 

学校さぼってパチンコ屋に行く。学ランをパチンコ屋の従業員室に置かしてくれた。昼には学校で食べるべき弁当をそこで食べて味噌汁まで出してくれた(笑)

なんともゆるい時代だこと・・・(笑)

今でも故平尾昌晃と畑中葉子の「カナダからの手紙」を聴くと、パチンコを打っている時のことを鮮明に思い出す。当時よくBGMに流れていたからだ。

 

部活は真面目、それ以外は不真面目という日々で、まったく勉強しないうちに高校3年生になってしまった。

高卒で働くのはちょっと嫌だったので、急に大学に進学したいと思うようになった。

高校3年生の夏休み(もうこの時期から勉強はじめても遅いんだけどね・・・・汗)、西船橋の図書館に毎日通った。

当時は家にはエアコンもなく、図書館の閲覧室で一日勉強するのが涼しくてよかったのだ。

 

オレは毎日同じクラスの野田くんと一緒に図書館に通った。誘ったわけではないが偶然同じクラスの女の子もいつも来ていた。(その子がいるのもちょっと嬉しかった)

 

野田くんはいつもお兄さんと一緒に来ていた。彼のお兄さんはすでに大学生だった。しかも早稲田大学政経学部という超エリート校エリート学部!

オレは野田くんに質問した。

「なあ~、お前の兄ちゃんはすでにいい大学に入ってるのになんで毎日お前と一緒に図書館に通ってるんだ~??もう勉強しなくていいじゃん?」

彼は答えた。

「なんか政治家になりたいらしいよ。だから松下政経塾※というのに入りたいらしくて毎日勉強しているみたい」

パナソニックの創業者である松下幸之助が1979年(昭和54年)に設立した政治塾。

「へえ~。よく知らないけどお前の兄ちゃんは政治家目指しているんだ~」

そんな会話をしたのを覚えている。

 

彼(お兄さん)は、図書館にある新聞すべてを端から端まで丁寧に一日中読んでいた。

 

それがのちの民主党政権時代、時の総理大臣になった野田佳彦さんだ~(*_*)

 

遊び惚けて何も将来についてなんて考えてなかったオレと違い、大学生の頃から政治家目指して弟と毎日図書館に通っていた彼が、本当に総理大臣にまでなったことが驚きと尊敬だった。

 

普通こういうブログなどでは個人名などは出さない主義だが、すでに有名人でもあるし、いろいろな政治家がいる中で、彼の真面目でひたむきな努力を見たオレとしては尊敬の念も含めてあえて紹介させていただいた。

 

結果から言うと高校3年間勉強もしないで遊んでいたオレは、大学をすべり浪人することとなったのであった・・・・(笑)