不良中学生~高校生
時代のせいにするのは少々ズルい気もするが、オレたちの中学~高校時代は男は硬派が流行った時代で、不良がカッコいいという時代だった。
もちろん真面目なガリ勉くんもいたが、多くの男子たちが不良ぶっていた時代だ。
隠れてタバコを吸ったり、夜中にこっそり家を出て友だちたちと遊びまわったり・・・
暴走族という言葉が生まれたのもこの頃だ。
中学生のとき、友だちのお兄さんが50㏄のバイクを持っていた。
HONDA CB50 JX1 いまでも車種名を鮮明に覚えている。
友だちのお兄さんが、クラッチはこうやって握って・・・とか、ギアはこうやって変えて・・・とか教えてくれ乗らせてくれた。無免許だが…(^_^;)
自転車しか乗ったことなかったのでバイクの運転はとても楽しく、すぐに虜になってしまった。16歳までは免許が取れないので、無免許で時々乗らせてもらっていた。
高校生になり16歳になるとすぐに原付の免許を取りに行き、その後自動二輪も取得するために教習所に通った。
しかしながら、両親ともバイクなど買ってくれるわけもなく、また買うことを許してくれることもないため、貸してくれる友達に頼んでときどき乗っていた。
原付ではMR50、ハスラー、ミニトレ、中型はGT380、大型はカワサキマッハ3やZ2なんか乗ったなぁ〜。大型は無免許だけど(^_^;)
ある時、人から借りたバイクで走っていたとき、エンストしてしまった。
キックを何度も何度も踏んでも、なかなかエンジンがかからない。
そこにたまたま小学校1年生で同じクラスのうんこを漏らしたIくんが通りかかり、ちょっと貸してみ~と言ってまたがり、いとも簡単にエンジンをかけてしまった。
サンキューと言ってオレはまた走って行ってしまったのだが、それが彼と会話した最後となってしまった。
彼はバイクで3人乗りし白バイに追われて、そのまま事故って帰らぬ人となってしまったのだ。3人全員が死んでしまった。
尾崎豊はオレより5歳も年下だが、彼の歌う歌詞そのものを実際に過ごしたのがオレたちの中学から高校生の時代だった。
今時つっぱりとかもう流行らないけどね・・・・・(^^;)