上には上がいる
小学校6年生の時のこと。
学年で何人か足の速い人が選抜され、学校対抗の徒競走が行われた。
当然オレは選抜メンバーだ。
学校で一番とまではいかないが、少なくても5本の指に入るくらいの実力はあった。
スポーツは得意だった。
大会当日。
オレの番が来た。
5人?か6人が自分のコースのスタートラインに揃った。
よーいドン!
生まれてはじめて、その出走者中ビリになった!!
かなりショックだった。
たかだか市の小学校対抗レベルでこのざまだ。
このショックはずっと今でも覚えている。
だから、オリンピックで金メダル取る人のとんでもないすごさもわかるし、そもそもオリンピックに出場するだけでも、とんでもないことだって思う。
日本一。世界一になれる人は特別な人だ。
オレのような中途半端なやつがごまんといる中でとびぬけた人。
スポーツでも勉強でもトップはすごいと思う。
小学校6年生のとき、それを学んだ。